自己紹介


職歴

◆1984年に古河電気工業株式会社の設備部門に配属され、26年間同じ部門所属し、生産技術開発センター長を5年務めました。

◆2010年5月に子会社の東京特殊電線株式会社に取締役兼執行役員として、研究開発部長、設備部長、原価低減部部長と知財部長を兼務し、10年間赤字続きの会社の再建に貢献しました。

現在、東京特殊電線は、カーライルの買収され株式会社TOTOKUとして第2の創業を果たしています。買収される前は営業利益率が15%を超えており、電線業界ではトップでした。

◆2016年に古河電気工業株式会社・研究開発本部・企画部主査として戻りました。

◆2017年にテスコム電機株式会社に転籍し、製造統括本部副本部長兼生産技術課長を務めました。

◆2019年8月に現在のプロセスD&Tラボを個人事業として立上現在に至ります。

古河電気工業株式会社(以下「古河電工」と記す)では、世中から調達できない装置を自社開発をして事業の生産性と品質向上を図り、競争優位を図ることがミッションでした。古河電工では、光ファイバ、化合物半導体、電線、はプラスチック材料の量産技術・装置の開発を担当し、石英ガラス・化合物半導体、銅やアルミそしてプラスチック材料の異種材料の開発を経験しました。また量産装置を設計する技術を身に着けました。                           東京特殊電線株式会社(以下「TOTOKU」と記す)では、初めて原価低減活動に係りました。開発の経験があり技術的には別会社に移籍しても対応できましたが、現場の作業者に改善を推進させることを学びました。また3年間毎年原価低減を2%実現しましたが、そのために、製造現場の作業者や製造スタッフだけではなく、資材部、私が管轄していた設備部・研究開発部の協力を先行的に考えて参画させることで初めて先に述べた効果を継続できました。                                       テスコム電機株式会社(以下「テスコム」と記す)では、組立系のメーカの経験をすることができました。特に市場クレームや受入検査の不具合の情報を一元管理し、設計・品質・生産技術部門が一体として解決する体制を作りました。また、クレームの重要度を新たに定義して、対応する優先順位を決めました。更に、創業以来50年以上慢性的なクレームとなっていた3大クレームの原因を究明し、対策を組織的に打ちました。このクレームは大手家電メーカでも解決できていません。すなわち真の原因をつかんでいないと私は思っています。

技術・スキル

◆専門は、流体工学・伝熱工学です。

◆研究開発部門で開発した製品や製法を量産ラインに導入するための装置のスケールアップの研究開発(プロセス開発)をを古河電工の時に学びました。

◆工場の再建などの経営課題の解決や原価低減などの工場の改善活動の経験があります。共に経営者の考え方・取り組み方が重要です。

◆新規事業の企画・立案、マーケティング・調査、製品開発・生産技術開発そして量産ラインの開発まで一貫して行った経験があります。

◆新規事業の開発には、量産化した時に市場に生き残れる(ダーウィンの海を越えられる)視点・観点で製品開発・技術開発を行う方法が良いと考えています。(バックキャスト的事業開発手法)

◆製品や製造プロセスの評価技術・検査技術が最重要とするノウハウと考えて、技術開発を行ってきました。独自に評価装置・検査装置を開発することを進めています。

また、単に評価・検査するだけでなく、その技術を起点として生産性・品質の向上、及び生産性の向上や不良率の低減することで、収益に貢献することを目指しています。